- 作品番号
- W-99
- 作者
- 作品名
- 騎上芭蕉俳画扇面 額装
- 作品詳細
「那須の黒はねと云所に知る人あれハ
是より野越にかゝりて
直道をゆかんとす遥に一村を
見かけて行に雨降日くれる
農夫の家に一夜をかりて
明れハ又野中を行そこに
野飼の馬あり
草かる男に
なけきよれハ
野夫といへとも
さすかに情
しらぬには
非すいかゝ
すへきや
此野ハ縦横
にわかれて
うゐ〳〵しく
旅人の道
踏たかへん
あやしう
侍れハ此馬
のとゝまる所にて馬を
帰し給へとかしぬ
ちいさき者二人
馬の跡に
したひて
走るひとりハ
小姫にて名をかさねと
言聞なれぬ名のやさしさに
かさねとハ八重撫子の名なるべし 曽良
右蕉翁奥日記
東成蕪村写」紙本着色 50.5×18 74×39cm 本紙ヤケ
- 略歴
江戸中期の俳人、絵師。摂津生。姓は谷口、のち与謝、俳号を宰鳥・宰鳥夜半亭等、画号を四明・朝滄・長庚・春星、晩年謝寅と号する。夜半亭宋阿に俳諧を学び、絵は各派・中国画・舶載画譜により画法を修得し独自の画風を固め、池大雅と共に活躍した。俳画の大成者として知られる。松尾芭蕉、小林一茶とともに江戸俳諧の巨匠の一人と称された。天明3年(1783)歿、67歳。
- 価格(日本円)
- 850,000
- Item number
- W-99
- Artist
- Title
- Mastuo Basho and Calligraphy (fan painting)
- Caption
- Materials : ink and colour on paper
framed
Size : W 50.5 × H 18 cm (Image) ・ W 74 × H 39 cm (Mount)
Condition: browned on the image - Price(JPY)
- 850,000