- 作品番号
- 13039
- 作者
- 作品名
- 四行書
- 作品詳細
「金竜山頭横晩烟 木母寺畔休耕田 貪餌癡禽迷 淤泥 避鈎巨魚潜深淵 長江雨後流勢急 孤舟可泊 蒹葭前 釣翁胸裏無人(識) 叩枻微吟秋水篇 眼中万象皆空化 看破塵世十五年 辛巳晩秋於墨江述所憶 海舟散人 人字下絶識字」
金竜山頭晩烟横わり 木母寺畔休耕の田 餌を貪る癡禽泥に迷い 鈎を避くる巨魚深淵に潜る 長江の雨後流勢急 孤舟泊す可し蒹葭の前
釣翁の胸裏人識る無く 枻を叩いて微吟す秋水萹 眼中の万象皆空しく化し 塵世を看破す十五年紙本 緞子装 箱入 52×134 63×184cm 本紙少シミ 明治14年 58歳
- 略歴
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幕末・明治の幕臣・政治家。江戸生。旗本勝左衛門太郎の長男。名は初め義邦、のち麟太郎、維新後は安芳、通称に安房守、海舟は号。島田見山に剣道を学び、さらに永井青崖について蘭学を修業、のち私塾を開く。軍艦奉行。大政奉還に尽力。維新後、新政府の海軍大輔・参議兼海軍卿・枢密顧問官となる。幕末三舟の一人。明治32年(1899)歿、77才。
- 価格(日本円)
- 売約済
- Item number
- 13039
- Artist
- Title
- Calligraphy
- Caption
- ink on paper
- Price(JPY)
- Sold out