明治～昭和の書家。山形県生。米沢藩士・宮島誠一郎の子。名は吉美、号は詠而帰盧主人、通称大八。勝海舟に師事。東京外国語学校卒。中国に渡り、張廉卿に経学・文学・書法を学ぶ。帰国後、東京帝大文学部講師、東京高等商業学校附属外国語学校講師を務める。中国語教科書を編纂、また中国語塾・善隣書院を開き、日中親善のために尽くした。瑞宝章受章。昭和18年（1943）歿、77才。