- 作品番号
- 15089
- 作者
- 作品名
- 四月三日付桜井純蔵宛消息
- 作品詳細
「一書拝呈仕候時節愈御
安居珍重之御事ニ奉存候
随テ小生相替不申依舊
罷在御懸念被下間敷候
然ハ小生事福井公より
御招ニ預り彼表ニ罷越
今日京師發程仕候此段
御為知仕候扨賢兄如何
御起居被成候哉御模様
承り不申何かと案勞
仕事ニ御座候於京師
福井
御家中橋本左内ニ出會
諸事咄合申候橋本は直ニ
江都ニ發足今日東北ニ
相分申候賢兄御事い才
橋本ニ咄合置申候間御寸暇も
御座候へハ江戸ニ御登り
橋本ニ
御出會御咄合有之候様
呉々奉存候尤御急き
御出府可然重々相祈申候
此段得貴意度餘ハ何も
略仕候 以上四月三日 横井平四郎
櫻井純蔵様
尚々匇々相認亂筆
御海容可被下候」紙本 箱入 81×15 90×113cm 『横井小楠遺稿』所載 村田英彦旧蔵
- 略歴
肥後国生。名は時存、号を小楠、沼山、通称平四郎。熊本藩において藩政改革を試みる。後、福井藩の松平春嶽に招かれ政治顧問となり、幕政改革や公武合体の推進などにおいて龍馬を始め志士に多大な影響を与える。明治維新後に新政府に参与として出仕するが暗殺された。明治2年1月5日(1869)歿、60歳。
- 価格(日本円)
- 売約済
- Item number
- 15089
- Artist
- Title
- Letter
- Caption
- ink on paper
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