- 作品番号
- 13042
- 作者
- 作品名
- 桃月十五日付金田様宛消息
- 作品詳細
「此頃の春の光は甚だ 好いので絵のぐ箱を かついで修善寺へ 出掛てきました天と 地と草と木が美しく 見えてきますので筆を 走らせ緑蔭漁艇の画を かいて見まし小品ですが 御送り致すべく御落手 下さい私は四月二十日頃から 又小説を書く筈です 桃月十五日 漱石 金田様」
紙本 台貼布装 津田青楓箱書 41×17 53×117cm
- 略歴
明治・大正の小説家。東京生。本名金之助。俳号は愚陀仏。東京帝国大学卒。中学・五高教師等を経て英国留学。帰国後は一高教授・東京帝大講師等を務めながら、高浜虚子の勧めで『吾輩は猫である』を雑誌「ホトトギス」に発表。職業作家としての道を歩み始める。代表作に『三四郎』『それから』『門』『こゝろ』、遺作の『明暗』など多数。俳句・書画も能くした。大正5年(1916)歿、50才。
- 価格(日本円)
- 売約済
- Item number
- 13042
- Artist
- Title
- Letter
- Caption
- ink on paper
- Price(JPY)
- Sold out